医療事務の資格を持っていると、病院やクリニック調剤薬局、歯科医院などで働くことができます。これらの場所は、都心部だけでなく地方にいってもそれなりの数がありますので、住む場所に関係なく働く場所を見つけやすくなります。女性の場合、結婚や出産、旦那さんの転勤などで職場を変える必要性が出てくることがありますが、医療事務の資格があれば、再就職や転職も行いやすいのです。
医療事務資格は数多ある資格の中でも高い人気があります。その理由は、資格を持っていると就職や転職に有利であること、住まいと近距離のところに職場が見つかりやすいことなどが挙げられます。他にも、医療事務は自分のライフスタイルに合わせて働く時間や雇用形態も選びやすく、家事や育児、介護などとの両立も無理なく行うことができるのです。
医療事務の求人を見てみると、医療事務資格を持っていることが応募条件になっているわけではありませんし、未経験でも応募できる求人もみつかります。しかし、資格を持っていたほうが、就職や転職に有利に働くことが多いのです。それは、医療事務の仕事をこなすための専門知識を持っていることを証明できる、即戦力になるからです。また、専門知識を有していると、仕事も覚えも早くなります。
医療事務の資格試験は、毎月実施されていますので、それに合格することで資格が取得できるようになります。また、試験中もテキストを見てよいことになっていますので、ある程度勉強は必要ですが、丸暗記が苦手という方でも大丈夫です。問題は、記述式ではなくマークシート方式ですので解答しやすいですし、しかも在宅受験することができるのも嬉しい点です。また、試験勉強については、通信講座などを利用すると社会人でも隙間時間で学べます。
通常の事務職と違っている点の1つに、レセプト業務があることです。レセプト業務とは、医療機関を受診した患者さんと、その患者さんが加入している保険組合に対してそれぞれ適切な費用を徴収する業務になり、これは医療事務特有の仕事です。
医療事務の仕事のの中に、受付や患者さんの応対が含まれます。一般事務では得意先など特定の方と接することがほとんどですが、医療事務では不特定多数の患者さんに触れる機会が多いのです。
医療事務資格の取得には勉強が必要です。独学で資格を取ることもできるのですが、講座や学校で学んだほうが効率よく学べますし、モチベーションを維持するのにも役立ちます。医療事務資格について学べる講座や学校は、インターネットなどで検索できます。通学か通信にするかによって、調べ方も変わってくるでしょう。学校もいくつかありますので、資料請求して詳しいカリキュラムやサポートなどを調べておきましょう。
患者さんと接する機会が多く出てきますので、接客が好きな方は医療事務に向いています。
医療事務の仕事のひとつであるレセプト業務では、正確に診療報酬を請求する必要があります。
病院やクリニックもIT化がすすめられており、電子カルテの導入も積極的にすすめられていますので、パソコンスキルは必須です。
患者さんのカルテに書かれてある情報は、個人的な情報ですので、適切に取り扱いができる人は、医療事務に向いています。