医療事務の仕事は、多岐にわたります。患者の受付など窓口業務もありますが、中でももっとも重要な仕事が医療費の計算です。患者さんが負担する医療費は、加入している医療保険によって割合が異なります。そして、窓口で患者さんが支払うお金は患者負担部分のみですので、残りのお金を診療報酬として、社会保険診療報酬支払基金、国保連合会にレセプトを作成して請求することになります。レセプトで請求しても、基金や連合会において査定が行われ、減額して支払われる場合があります。この減額された金額は、病院の損失になります。このため、レセプト請求には診療報酬に関する専門知識が必要となります。医療事務は国家資格ではなく、民間団体などによる民間資格です。通信講座を受講し所定のカリキュラムを修了することで、また試験に合格することで資格を取得することができます。
医療事務の資格を取得するためには、独学や通学などの方法もありますが、通信講座でも可能です。通学で医療事務の資格を取得するのと比べると、自分の時間にあわせて勉強できるのが大きなメリットです。通学の場合、残業などで行けなくなることもありますので、仕事をしている人にとっては大きなメリットとなります。通信講座は、独学とは異なり、教材や標準的なカリキュラムがありますので、それに従って勉強を進めていくことができます。講座によっては、定期的にテキストを配本したり、確認テストの提出日を決めてあったりするものもありますので、勉強のペースがつかみやすいと言えます。勉強の時間配分も、毎日でもいいし、週末に集中して行うなど、自分のライフスタイルに合わせて勉強することができます。